昨年、清里の別荘のお客様から、敷地内のカラマツの森をどう手入れしたらいいだろう?とご相談いただきました。

全て伐って(皆伐)一度に環境を変化させてしまうことは望んでおられず、いかにも弱っていて倒れてしまいそうな木や、ご近所に枝がかかってしまいそうな木だけを伐採して、他の木は観察しながら、弱ってしまい危険な兆候が現れたら、その都度伐採して、少しずつ森を変化させていくことになりました。

今回は約10本を伐採して、残った時間で、木に絡まった蔓を取り除いたり、低い木の下枝を払ったりして、森の中を散策できるようにしました。

敷地の柵や植栽を傷めないよう、根元からでは倒せない木も数本あって、それらはいつもどおり登って少しずつ刻んでいきます。弱っている木ばかりを選んでいるため、いずれも樹上作業者の安全確保の支点としては心もとなく、慎重に作業しました。