北杜市高根町のお客様からご依頼をいただいて、クリの木の伐採をしてきました。家に向かって傾いていて、屋根に張り出した大枝があって、全体的に樹勢も弱っていて、、、、家屋のことを考えると伐採しなければいけない時期を迎えている状態でした。

着手前の写真。写真では分かりにくいですが、どの大枝も上部では洞(うろ)が入っていることが下からでも見える状態でした。

家屋に向かって傾いているようす。

家側の枝と幹を伐り終えた状態。写真右側の細くて若い枝をロープ(命綱)の支点にして作業しました。本来ならばもっとしっかりした枝を使いたいのですが、今回はどの枝も洞が入っていたためこの枝しか選択肢がありません。
写真左側の枝に伐った枝を吊り降ろす滑車をセットして、作業者の体重と木材の重量が同じ枝に集中しないようにしました。

滑車をセットした枝を、滑車をずらしながら少しずつ刻んでいきます。

切粉(チェンソーやのこぎりの木屑)や細かい枯れ枝が屋根に溜まるので、木を完全に切り終えて支点が低くなってしまう前にブロワーでそれらを吹き飛ばします。

初日は冷え込んで外仕事がつらいぐらいでしたが、最終日はぽかぽか陽気で暑いぐらいでした。三寒四温、春が近づいているのでしょうね。