高根町の素敵な別荘の、お客様の思い入れも強かったヤマザクラ。しかし立派になり過ぎてしまい、お隣への越境が問題になってきました。ヤマザクラのいい雰囲気を残しながら問題を解決するべく、お手入れのご依頼をいただきました。

作業前。株立ちの大木です。一番太い幹に頭を抑えられて、他の幹(3本)が大きくお隣へ傾いて伸びています。一番太い幹の顕著な二又の左側も含めて、大きく越境している状態でした。そのため、幹3本を間引いて、残す太幹も上部を枝降ろしするようにご提案しました。

完了写真。カメラの調子が悪くて広角で撮影できず、大木ゆえに全景を撮ることができませんでした

幹の湾曲や分岐の形状を活かした丸太のベンチ

お客様の思い入れが強い木でしたので、木を活用して何かしら残してはいかがでしょうか、といろいろな雑談で盛り上がりました。お客様ご自身では、手ごろな大きさの幹を製材に持ち込んで表札なりカッティングボードの制作にトライすることになりました。太い幹は持ち運びも大変で、かといって一枚板テーブルを作るようなサイズでもないので、面白い形のものを選んで丸太のベンチをご提案しました。