状況

屋根の上に大きく枝を広げたクヌギとケヤキ。枝といっても太いところでは約50センチもあり、幹といってもよいサイズ。秋には大量の落ち葉で雨どいが詰まってしまい、掃除に何日もかかってしまう。道路に近く、クレーン車を使用する場合は許可申請が必要。

 

施工内容

はじめに、腕の太さぐらいまでの比較的細い枝を1本ずつ吊り降ろしてから、幹といってもよいような大枝を約1メートルに刻んで吊り降ろしていきました。年輪を数えたところ、大枝部分の樹齢で約50年も経っていました。

 

作業前:クヌギの大枝。作業後:切るだけでなく、夏の日差しを考えた伐採をしました。


クヌギの大枝とケヤキの大枝

ロープを頼りに、屋根の上に5m以上も伸びている枝先までアクセスして細枝から吊り降ろしていきます。屋根に当たらないように、一本一本ロープを使って吊り降ろします。細枝を降ろしてから、ロープを使って大枝を少しずつ吊り降ろしていきます。根本は50センチほどの大枝です。大枝がなくなり、空が広々と見えるようになりました。

腕の太さぐらいの枝を刻んでは吊り降ろす作業を繰り返します。屋根に近いため、根元から一度に切ることは難しく、一本の枝でも数回に分けて刻んでいきます。込み合っていた枝がなくなり、幹といってもよいような太さの大枝に取り掛かります。建物に近い大枝だったので、時間をかけて少しずつ刻んでいきました。

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Before After の比較写真です。屋根の上に伸びていた枝がなくなって、すっきり広々とした景色になりました。真上に伸びている大枝は切らずに残しているため、夏には貴重な木陰も維持できました。